最後のフロンティア“アフリカ”が動き出した。
- kawakami

- 8月25日
- 読了時間: 2分
世界にはすでに投資家の目が行き届き、成長の余地が限られている地域が多くあります。
そんな中で「最後のフロンティア」と呼ばれているのが アフリカ です。
これまでのイメージは「遠い・危険・未開発」
しかし今、その姿が大きく変わろうとしています。
その理由はいくつかあります。
まず、世界で最も人口が伸びる大陸
国連の予測によると、アフリカの人口は 2050年までに25億人に達する見込みです。
これは世界人口の4人に1人がアフリカに暮らすことを意味します。
特に注目する点は、人口の構成です。
ヨーロッパや日本が高齢化に直面する中、アフリカの人口は圧倒的に若く、労働力と消費力を同時に持っています。
次に、若者が市場を牽引する
平均年齢がわずか 19歳。
アフリカは世界で最も若い大陸です。
若者はエネルギッシュで、新しいものを受け入れる柔軟さを持っています。
スマートフォンの普及やモバイル決済サービスの急成長はその好例で、ケニア発の「M-Pesa」は世界的に注目されるフィンテック成功例となりました。
この「若さ」こそが、消費市場を力強く拡大させています。
そして、今後20年で経済地図が塗り替わる可能性があります。
これからの20年、アフリカはインフラ投資、都市開発、テクノロジー導入によって急速に変貌していきます。
ナイジェリアのラゴス、コンゴ民主共和国のキンシャサ、ケニアのナイロビなど、人口数千万規模の巨大都市が次々と生まれています。
これはかつての「上海」や「ドバイ」が辿った道と重なります。
かつて誰も信じなかった都市が、わずか数十年で世界的なビジネスハブに成長したように、アフリカもまた新しい時代の主役へと浮上するのです。
こういうことを踏まえて考えると、投資の世界でよく言われるのは、「注目されてからでは遅い」ということ。
今のアフリカは、まだ多くの投資家にとって「遠い存在」にすぎません。
しかし、人口動態・若さ・都市化という3つの成長ドライバーを備えた地域は、世界を見渡してもアフリカ以外に存在しません。
次の20年で経済地図を塗り替えるのは、このアフリカです。





