単なる市場が北部に移転する意味と政府の計画
- kawakami

- 2019年10月22日
- 読了時間: 2分
プノンペン北部地区に
新しい青果市場の建設プロジェクトが進んでいます。
この青果市場の移転は、
プノンペン市内の交通渋滞の
緩和を狙ったものです。
しかし、なぜ?
市場のオープンが渋滞の緩和に
つながるのか?
以前よりプノンペン中心地で
稼働している市場や倉庫、工場等を
内環状線や外環状線沿いに
移す方針を計画していました。
その中のひとつとして、
プノンペン北部地区にある湖の一部を
埋め立てて青果市場をつくるという
計画です。
この開発地の広さは、
約20ヘクタールです。
更に青果市場だけでなく、
住宅開発も大規模に行われます。
すでに湖の真ん中を南北に延びる
道路をつくっているところです。
現在、中心地にある旧青果市場へは、
交通渋滞の激しい中心地の道路をとおり、
地方から運んできた農産物を納品していましたが、青果市場が環状道路沿いに移ることで、
わざわざ渋滞となる中心地まで
乗り入れする必要がなくなります。
そのため納品もスムーズにでき、
かつ中心地のトラックを減らすことに
なりますので交通渋滞の緩和となるわけです。
都市化が進むプノンペンの交通渋滞で
起こる経済損失や、再開発するために起こる
土地問題など、成長を続ける新興国では
様々な問題が出てきます。
そういった問題を解決するためには、
インフラ整備や住宅地、商業地の整備、
都市開発などが盛り込まれた、
政府の都市開発計画(マスタープラン)が、
重要に必要になってきます。
このマスタープランをもとに開発し、
近未来都市として発展していくことが、
先進国への最短距離なのかもしれません。
勝手なイメージですが、
以前、クアラルンプールに行きましたが、
かなり近代的でした。
あんな風になりそうな感じですね。




