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カンボジアで銀行口座をつくり高金利ドル預金生活を楽しもう。(アクレダ銀行編)

  • 執筆者の写真: kawakami
    kawakami
  • 2019年2月1日
  • 読了時間: 5分

1.アクレダ銀行( Acleda Bank )とは?


カンボジアにある商業銀行のひとつであるアクレダ銀行(Acleda Bank)は、1993年にNGOとしてスタートし、マイクロファイナンス(小口融資)によって中小企業を支援する団体でした。

その後はNGOから専門銀行になり、いまでは商業銀行としてカンボジア最大規模となるまでに成長しました。



日本企業からも

三井住友銀行:18.25% オリックス:12.25%


と大きく出資しています。


JCBも加盟店の業務提携を結んだことで、ACLEDA JCBデビットカードが使用可能にり、アクレダ銀行の口座を持っている日本人にとっては、とても使いやすくなっています。

日本語対応の24時間コールセンターもあります。

日本人スタッフや日本語ができるスタッフもいますので安心できますね。


また、カンボジアは流通通貨が米ドルのため普通預金や定期預金を「米ドル建て」でおこなうことができるのが魅力です。


スタンダード&プアーズ(S&P)よりカンボジアの銀行で初めてとなる国際格付けを受け、先日は「B」→「B+」に引き上げられました。


政府機関との提携もあり、公務員の口座開設から給与支払い管理までを行っています。


これらを行うことにより、アクレダ銀行は公務員の個人情報を把握することになりますので、住宅ローン、マイカーローンの審査や、保険の加入など、さまざまな商品のセールスを容易に行なうことが可能になりました。



2.普通預金口座の金利


アクレダ銀行で普通預金をおこなうと金利が付きます。



2-1.1年あたりの利率


通貨1年あたりの利率


米ドル0.25%

カンボジア・リエル0.50%

タイ・バーツ0.05%



3.定期預金口座の金利


アクレダ銀行の定期預金には3種類あります。



3-1.Hi-Growth Fixed Deposit


満期に金利が支払われるシステムです。



3-2.Hi-Income Fixed Deposit


毎月金利が支払われるシステムです。



3-3.Long Term Fixed Deposit


長期定期預金は3ヶ月ごとに利息が支払われるシステムです。




4.ACLEDAデビットカードの種類



ACLEDAデビットカードには4種類あります。


1. ACLEDA ATMカード

 アクレダ銀行のATMカードです。

  ACLEDA ATMカード   ACLEDAゴールドカード 2. ACLEDA VISAデビットカード

 VISAのマークが入ったデビットカードです。VISA取扱店で使用が可能です。

  ACLEDA VISAデビットカード – クラシック   ACLEDA VISAデビットカード – VIP


3. ACLEDA MasterCardデビットカード

 MasterCardのマークが入ったデビットカードです。MasterCard取扱店で使用が可能です。

  ACLEDA MasterCardデビットカード – 標準   ACLEDA MasterCardデビットカード – VIP 4. ACLEDA JCBデビットカード

 JCBのマークが入ったデビットカードです。JCB取扱店で使用が可能です。

  ACLEDA JCBデビットカード – 標準   ACLEDA JCBデビットカード – VIP




5.ACLEDAクレジットカードの種類



ACLEDAクレジットカードは2種類あります。

1. ACLEDA VISAクレジットカード

 VISAのマークが入ったクレジットカードです。VISA取扱店で使用が可能です。

  ACLEDA VISAクレジットカード – クラシック   ACLEDA VISAクレジットカード – ゴールド/ VIP   ACLEDA VISAクレジットカード – プラチナ/ VVIP



2. ACLEDA MasterCardクレジットカード

 MasterCardのマークが入ったクレジットカードです。MasterCard取扱店で使用が可能です。

  ACLEDA MasterCardクレジットカード – 標準   ACLEDA MasterCardクレジットカード – ゴールド/ VIP   ACLEDA MasterCardクレジットカード – プラチナ/ VVIP


ACLEDAクレジットカードの決済通貨は米ドルです。

他の通貨で引き出しまたは支払いをした場合は、決済時のVISA / MasterCardの為替レートに基づいて自動的に変換され請求される仕組みです。




6.QRコード決済システムACLEDA Unity ToanChet

(アクレダユニティートアンチェット)




日本ではあまり馴染みがないですが、新興国では主流ともいえる決済方法です。


水上バスや鉄道など、QRコードを読んで電子決済するとアクレダ銀行の口座から自動的に支払われます。


店舗や屋台、タクシー、シェアサイクルなどで使用されている国もあります。



7.まとめ



アクレダ銀行はカンボジア最大手で、ネットバンクもできますし、VISA、Masterカード付きのACLEDAカードがありますので出金するのが便利です。


米ドル定期預金は5年で6.5%と非常に高く ひと昔前に流行った、中国本土の中国銀行で取り扱っている人民元定期預金に匹敵する商品です。



当時は中国本土まで定期預金を作りに行く人が多かったことを覚えていますので、そのうちカンボジアの銀行も人気が出てくるのではないでしょうか。


いつまでも高金利の状態が続くとも思えませんので、いまの金利で定期預金を希望される方は、口座開設することをオススメします。


米ドル預金にもかかわらず金利が高いというのは非常に魅力的ですが、そこには当然のようにリスクが存在してきます。


たとえばですが

①カンボジアへの現金持ち込みはできても、持ち出しに制限がかかる可能性がある。

②銀行によってはATM、インターネットバンキングの整備がされていない。

③キャシュカードはなく、通帳のみ。窓口のみ対応可能のところもある。

④銀行が倒産しても預金を保証してくれない。

⑤米ドルといえど為替リスクがある。

こういったことも考えられます。


一部東南アジアの国では非居住者が銀行口座開設を行えないというところも出てきていますが、いまのところカンボジアではそういったことはあいません。

しかし、それでもカンボジアでの口座開設をするのに若干ハードルが上がってきているのもたしかです。



いまカンボジアの銀行は比較的自由に取引ができていますが、カンボジアは新興国ですので、良い点だけでなく想定されるリスクというのも理解しておく必要はあると思います。


カンボジア不動産視察ツアーといっしょに銀行口座開設も可能ですので、お気軽にご相談ください。




 
 
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