G7と一帯一路
- kawakami

- 2021年6月7日
- 読了時間: 1分
今回のG7では、中国の「一帯一路」に対抗した計画について協議されます。
内容は、途上国の開発と環境重視の経済を支援するものです。
G7の巨大経済圏開発構想:クリーン・グリーン・イニシアチブ
この計画は、バイデン米大統領が最初に提唱したもので、現時点では、詳細及び必要資金は決まっていません。
この構想の背景には、現在、中国の一帯一路は100カ国以上から支持を得ていますが、債務依存につながり、中国政府の過度の影響下に置かれるという批判があるからです。
また、大きな課題としては、この開発に関して各国が異なる意見を表明しています。
ドイツ、フランス、イタリアは、アフリカでの活動支援を望んでいるのに対し、米国は中南米とアジアでの活動を望んでいます。
更に、日本はインド太平洋地域に照準を定めるようそれぞれ主張しているため、決定するまでにまだ時間がかかります。 しかし、参加国の共通している意見としては、中国の一帯一路よりも透明性の高いプログラムの必要性については一致しているそうです。
最終的には、アジアかアフリカで協議されると思いますが、どちらにしても、支援を受ける国にとっては、G7と中国が競争してくれる分には良いでしょうね。





