配車アプリ「Grab」がカンボジアのデリバリー市場へ進出することで、その地位をさらに強固なものにしようとしています。
- kawakami

- 2019年8月22日
- 読了時間: 2分
配車アプリ「Grab」がカンボジアのデリバリー市場へ進出することで、その地位をさらに強固なものにしようとしています。
配車アプリというと、日本では「Japan Taxi」、「MOV」などがありますが、世界を見てみるといろいろな会社があります。
北米、南米、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカでも使える知名度No.1の「UBER」、最近は日本にも進出してきた中国の最大手「DiDi」、ヨーロッパでは「MY Taxi」「Txify」「BEAT」があります。
前回の投稿でもお伝えしましたが、カンボジアで配車アプリといえば
・PassApp
・Grab
・TADA
など参入しており、シェアを取るべく様々なサービスを繰り出しています。
最近ではGrabレンタルも誕生し、時間単位でタクシーやトゥクトゥクをレンタルできるサービスが始まりました。
そして、これから投入される大型サービスが
GrabFood(フードデリバリー)
GrabExpress(宅急便)
の2つです。
カンボジアでの配車アプリは2年前から始まっていますが、Grabはそれよりも前からすでに東南アジア8カ国で営業しており、マイクロソフトやソフトバンクからの支援をうけて急成長しています。
この2つのサービスが展開されることで、カンボジアの配送業界も大きく変わることになるかもしれません。
そうなるとPassAppとTADAは、カンボジアの配車アプリ業界から一歩遅れをとることになります。
デリバリーサービスが増えることで、ドライバーが稼ぎやすくなるのであれば、他社と契約しているドライバーはGrabに乗り換える可能性も高いですので、近い将来Grabの一強体制になるかもしれませんね。
Grabフードは、2018年5月にマレーシアで初めて開始されましたが、いまでは東南アジア6か国の200の都市で提供され、収益は2018年12月までで45倍の成長をしました。
フードデリバリー市場全体も2019年から2022年までに6倍の成長が見込め、130億ドル市場になると予想しています。
乗客を乗せるのか?
食品を乗せるのか?
荷物を乗せるのか?
働く地域や時間によって、自由に選択できるようになることは
Grabドライバーにとって仕事の幅が広がりますので、とても良いことだと思います。




